TYPE-MOONの人気作品である「Fate」シリーズ。
1作目である『Fate/stay night』から始まり、現時点(2019年12月)で15作品(続編や分割も含めると23作品)と数多くのFate作品がアニメ化されています。
入り口は興味のある作品があればどれから見てもOKだと思いますが、Fate作品をより深く楽しむのであれば最低限『Fate/stay night』は見ておくと、全シリーズを楽しめるかと思います。
この『Fate/stay night』には3つのルートがあるわけですが、そのあたりについても以下で説明していきますので、是非参考にしてみてください。
作品のTV放送・映画公開順
公開年 |
タイトル |
話数 |
2006年 |
Fate/stay night |
全24話 |
2010年 |
劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS |
劇場版 |
2011年 |
Fate/Zero 1stシーズン |
全13話 |
2012年 |
Fate/Zero 2ndシーズン |
全12話 |
2013年 |
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ |
全10話 |
2014年 |
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ! |
全10話 |
2014年 |
Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 1stシーズン |
全13話 |
2015年 |
Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 2ndシーズン |
全13話 |
2015年 |
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ! |
全10話 |
2016年 |
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! |
全12話 |
2016年 |
Fate/Grand Order -First Order- |
全1話 |
2017年 |
Fate/Apocrypha |
全25話 |
2017年 |
劇場版 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い |
劇場版 |
2017年 |
劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」 I.presage flower |
劇場版 |
2017年 |
Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM- |
全1話 |
2018年 |
衛宮さんちの今日のごはん |
全13話 |
2018年 |
Fate/EXTRA Last Encore |
全13話 |
2019年 |
劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」II.lost butterfly |
劇場版 |
2019年 |
ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note- |
全13話 |
2019年 |
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- |
放送中 |
2020年春予定 |
劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」III.spring song |
劇場版 |
2020年予定 |
劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編Wandering; Agateram |
劇場版 |
未定 |
劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 後編 Paladin; Agateram |
劇場版 |
Fateシリーズの作品同士の繋がり・時系列
Fateシリーズの繋がり簡易イメージ図
Fateには本編と派生作品(スピンオフ・スピンアウト作品)があり、Fate作品の原点である『Fate/stay night』が本編にあたり、その10年前の物語が『Fate/Zero』となります。
それ以外のFate作品は、本編を元に生まれた派生作品となりますので、キャラクターや世界観に共通点はあれど、別世界の物語として展開されていて直接的な繋がりはほとんどありません。
ですので、派生作品については興味を持った作品から好きな順番で観ていっても問題ありませんが、その前に『Fate/stay night』か『Fate/Zero』を見ておくとFateの世界観の概要を理解することができるので、まずは先にFate作品の本編にあたる『Fate/stay night』と『Fate/Zero』を見ておくことをおススメします。
実はこの『Fate/stay night』には3つのルートがあり、初めてFate作品に触れる方にはここがややこしく感じる部分でもあるかと思います。
簡単に説明しますと、この3つのルートはそれぞれ”どのヒロインの視点の物語か”という違いがあり、原作ゲームでは「Fate/stay night(セイバールート)」→「Fate/stay night[UBW](凛ルート)」→「Fate/stay night[HF](桜ルート)」という順番でプレイしていくことになります。
タイトル |
ルート |
Fate/stay night |
セイバー |
Fate/stay night [Unlimited Blade Works] |
遠坂凛 |
Fate/stay night [Heaven's Feel] |
間桐桜 |
登場人物や第五次聖杯戦争を行うという部分は共通しており、冒頭の部分はほぼ同じと言えますが、主人公の衛宮士郎の行動によってその後の物語が分岐し、どのヒロインがメインで物語が進むのかによって結末が異なります。
そして、『Fate/stay night』の10年前に行われた第四次聖杯戦争の物語が『Fate/Zero』になります。
それでは、これらのことを踏まえた上で、次はアニメを観る順番について見ていきたいと思います。
アニメを観る順番
ここまででFate作品の本編にあたる『Fate/stay night』と『Fate/Zero』は見ておいた方が良いという事は述べましたが、それでは結局、どちらを先に観ればいいの?と迷ってしまうかもしれません。
ここに関しての意見はけっこう分かれるところで、ネタバレになるから時系列順に観るべきだなどの意見もありますが、この二つの作品は世界観が繋がっているので、どちらから見てもネタバレになると思いますし、これらの作品は両方観た後にもう一度観返すと初見で理解できなかった部分や伏線に気付いたり、キャラの心情とか2回目以降に観ると違って映ったりするので、正直ネタバレに関しては気にしないで観ても良いと思います。
むしろ、初見では世界観やキャラの関係性などが難しく感じる部分もあったりすると思いますので、少しネタバレを知っていた方が内容を理解しやすくて楽しめるという考え方もアリだと思っています。
以下にそれぞれ「時系列順」「放送順」「原作順」で並べてみました。
時系列順
- Fate/Zero
- Fate/stay night
- Fate/stay night[UBW]
- Fate/stay night[HF]
放送順
- Fate/stay night
- Fate/Zero
- Fate/stay night[UBW]
- Fate/stay night[HF]
原作順
- Fate/stay night
- Fate/stay night[UBW]
- Fate/stay night[HF]
- Fate/Zero
ちなみに『Fate/stay night[HF]』は聖杯戦争の闇の部分を深く掘り下げた内容となっており、初見では話についていくのが難しい内容となっているので、最低限『Fate/stay night[UBW]』を見ておくことが前提となります。
『Fate/stey night[UBW]』だけでも観ておけば、『Fate/stay night[HF]』は十分楽しめるかと思いますが、『Fate/Zero』もあらかじめ観ておくとヒロインの間桐桜がどのような経緯で今に至るのかを知ることができるので、より登場人物たちに感情移入しやすくなると思います。
そして、『Fate/stay night』→『Fate/stay night[UBW]』で観るべきか?という意見もあるかと思いますが、個人的には『Fate/stay night』はセイバー好き&セイバーについて知りたいという方には見る価値アリ、とくにこだわりが無ければとりあえず『Fate/stay night[UBW]』だけ見ておくのでも問題ないかと思います。
理由は、どちらも初見で観れる内容ですので順番はどちらを先に観てもOKですし、映像のクオリティが高いこと&『Fate/stay night[HF]』の内容を補完できるという観点から『Fate/stay night[UBW]』の方を優先して観るのがオススメです。
個人的におすすめの順番(まとめ)
というわけで、Fateアニメシリーズを観る順番について個人的な結論を言いますと、
入り口は興味のある作品があればどれから見てもOKだが、最低限『Fate/stay night[UBW]』を観ておくとFate作品全般をより楽しめます!
『Fate/stay night[UBW]』と『Fate/Zero』は時系列&放送順で観るか、原作順で観るかで好きな順番で観れば良いと思いますが、強いて言えば『Fate/stay night[UBW]』の方が初見ではより見やすいのではないかなと思います。
というのも、主人公の衛宮士郎も聖杯戦争については素人なので、周りの人たちにレクチャーしてもらいながら一緒の視点で聖杯戦争について理解を深めていけると思うからです。
とはいえ、Fate作品を観る順番については様々な意見があり、これが正解というものは無いと思っているので、ここでの内容も一意見として参考にしてもらえたら幸いです。
作品ごとに簡単な紹介とお勧めの観る順番
ここでは各Fate作品の簡単な概要とお勧めの観る順番について紹介しています。
気になる作品があれば是非チェックしてみてくださいね。
+ Fate/stay night
Fate/stay night
©TYPE-MOON/Fate Project
街を焼き尽くす程の大災害があった。
炎の中、全てを失った幼い衛宮士郎は 魔術師、衛宮切嗣に助けられ。その後、養子となる。
あれから十年。
衛宮士郎は今は亡き養父、切嗣との約束。
"正義の味方"に成る可く 日々魔術の鍛錬を続けていた。
そんなある日、ふとしたきっかけから "聖杯戦争"と呼ばれる魔術師同士の戦いに巻き込まれ、サーヴァントの一人、セイバーと契約する。
聖杯戦争、それは、手にした者の願いを叶えるという聖杯を、七人の魔術師(マスター)が与えられた、七騎士の使い魔(サーヴァント)と共に、奇跡を手に入れるために殺し合う争奪戦。
そして衛宮士郎は、十年前の大災害が 聖杯戦争によるものだと知り、あの惨劇を繰り返さない為に、戦いに身を投じる事をになる。
出典:Fate/stay night フェイト/ステイナイト | Story
こちらはメインヒロインの一人であるセイバーについて描かれる物語で、原作のセイバールート+アニメオリジナルストーリーで構成されています。
本編の最初のルートの物語なので初見の方にもお勧めですし、『Fate/Zero』『Fate/stay night[UBW]』などを観てセイバー好きになった&セイバーについて知りたいという方にもお勧めです。
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Fate/stay night[Unlimited Blade Works]
©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC ©TYPE-MOON
舞台は海と山に囲まれた都市・冬木市。
そこで行われる、ある一つの儀式。
手にした者の願いを叶えるという聖杯を実現させる為、聖杯に選ばれた七人の魔術師に、聖杯が選んだ七騎の使い魔を与える。
騎士 "セイバー"
槍兵 "ランサー"
弓兵 "アーチャー"
騎兵 "ライダー"
魔術師 "キャスター"
暗殺者 "アサシン"
狂戦士 "バーサーカー"
マスターは七つの役割を被った使い魔一人と契約し、七組は、聖杯を求め、最後の一組となるまで殺し合いを繰り広げる。
その名は「聖杯戦争」。
2015年 春、決戦―。
出典:Fate/stay night [Unlimited Blade Works] | INTRODUCTION
こちらはメインヒロインの一人である遠坂凛のサーヴァント・アーチャーとの因縁を描くことで、衛宮士郎という人物像について掘り下げられていく内容となっており、主人公・衛宮士郎のルートでもあります。
こちらも初見でお勧めの内容ですし、『Fate/Zero』を観た後にもう一度見返してみることで、登場人物たちの細かい心理描写などを読み取れる部分もあり、さらに楽しむことができます。
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Fate/stay night [Heaven's Feel]
©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC
「もしわたしが悪い人になったら 許せませんか?」
少年は少女を守りたい。そう、思った。
魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が、あらゆる願いをかなえる願望機「聖杯」をめぐり戦う――「聖杯戦争」が起きて10年、冬木市で再び戦争が始まった。
前回の「聖杯戦争」の参加者である衛宮切嗣の養子・衛宮士郎は 遺志を継ぎ、戦うことを決意する。
士郎のそばには、彼を慕う少女――間桐桜がいた。
彼女は毎朝、毎晩士郎の家に通うと朝食と夕食を作り、天涯孤独だった士郎と優しい日々を過ごしていた。
だが「聖杯戦争」が始まると、冬木の町に流れる空気が変わった。
あちこちで殺人事件が起き、不穏な空気が流れ始める。
士郎は桜を自宅に泊めることを決意した。
士郎は召喚したサーヴァント・セイバーとともに、魔術師の遠坂凛と同盟を結び「聖杯戦争」に臨む。
だが、その戦いは暗躍する者たちによって大きくきしみ、歪み始めていた。
出典:劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」 | STORY/CHARACTER
こちらはメインヒロインの一人である間桐桜の視点で、そもそも物語の発端である聖杯の謎について描かれる物語となっており、一部イリヤルートでもあります。
今作品は3ルートの中で最も長い物語を劇場版3部作で再構成されているため、内容を補完するという意味でも『Fate/stay night[UBW]』を観た後に観るのがおススメ。
また、登場人物たちの心理描写も丁寧に描かれているため、先に『Fate/Zero』を観ておくと間桐桜がどのような経緯で今に至るのかを知ることができ、桜本人やその周囲の人物たちにより感情移入しやすくなります。
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+ Fate/Zero
Fate/Zero
©Nitroplus / TYPE-MOON・ufotable・FZPC
これは 始まりに至る物語―――
奇跡を叶える『聖杯』の力を追い求め、七人の 魔術師が七人の 英霊を召喚し、最後の一人になるまで戦いを繰り広げる究極の決闘劇……聖杯戦争。
三度、決着を先送りにされたその闘争に、今また4度目の火蓋が切って落とされる。
それぞれに勝利への悲願を託し、冬木と呼ばれる戦場へと馳せ参じる魔術師たち。だがその中でただ独り、己の戦いに意味を見出せない男がいた。
彼の名は――言峰綺礼。
運命の導きを解せぬまま、綺礼は迷い、問い続ける。なぜ令呪がこの自分に授けられたのか、と。だが戦いの運命は、やがて綺礼を一人の宿敵と巡り合わせることになる。
それが――衛宮切嗣。
誰よりも苛烈に、誰よりも容赦なく、奇跡の聖杯を求め欲する男だった。
大人気ゲーム『Fate/stay night』では断片的に語られるのみだった、10年前に起こった「第四次聖杯戦争」の真実。士郎の養父が、凛の父が、そして若き日の言峰綺礼が繰り広げた戦いの真相が、いま明らかになる!
出典:Fate/Zero-アニメ公式サイト-
『Fate/Zero』は、『Fate/stay night』を本編とするスピンオフ作品で、『Fate/stay night』では断片的に語られていた10年前の第四次聖杯戦争を1世代前の人々を中心に描かれています。
本編である『Fate/stay night』を観た後に『Fate/Zero』を観れば、本編で曖昧にされていた疑問点も回収されて楽しめますし、時系列順に第四次聖杯戦争→第五次聖杯戦争という流れで観たいなら、初見で先に『Fate/Zero』から見るのもアリです。
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+ プリズマ☆イリヤ
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
©2013ひろやまひろし・TYPE-MOON・角川書店/「プリズマ☆イリヤ」製作委員会
冬木市のの穂群原学園初等部に通うイリヤ(イリヤスフィール・フォン・アインツベルン)は、義理の兄に淡い恋心を抱いているごくごくフツー(?)の女の子。
しかしある晩、空からお風呂場に乱入してきた魔法のステッキ マジカルルビーに言葉巧みに騙されて…!?
出典:「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」公式サイト | イントロダクション
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』は『Fate/stay night』に登場するイリヤスフィール・フォン・アインツベルンが主人公で、イリヤが魔法少女となって戦います。
基本的な設定は原作に基づいていますが、登場人物の設定など原作とは異なる独自の設定もあり、『Fate/stay night』とは別世界設定の魔法少女作品となっています。
現在で「ツヴァイ」「ツヴァイ ヘルツ」「ドライ」と4期までがアニメ化されており、この作品単体でも楽しめると思いますが、元ネタである『Fate/stay night』を先に観ておくと、より楽しめるかと思います。
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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い
©2017 ひろやまひろし・TYPE-MOON/KADOKAWA/「劇場版プリズマ☆イリヤ」製作委員会
「話をしようと思う。俺と、美遊の……これまでの話を」
世界は滅びに向かって進んでいた。
その歩みを止められるのは、〝聖杯〟たる美遊の犠牲のみ。
世界か、美遊か——。
〝世界の救済〟を掲げるエインズワースが突きつけられた問いに対し、イリヤが出した答えは、両方救うという単純な〝ワガママ〟だった。
戦いは小休止を迎え、一行は美遊と士郎が育った家に身を寄せる。
団らんのなか、士郎は、美遊との過去を話し始めた。
あらゆる願いを無差別に叶える神稚児だった美遊。
士郎は、切嗣と暮らしていた家に、身寄りのない彼女を引き取った。
それから、5年。二人は本当の兄妹のように平穏な暮らしを送ってきた。
しかし、そんな日常は突如として終わりを告げる。
美遊の生家へと訪れた二人。その前に、美遊を“奇跡”として希求する樹里庵が姿を現し——。
美遊と士郎、エインズワースの因縁が、ここに語られる。
出典:「劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 」公式サイト
『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』の劇場版作品で、イリヤと一緒に魔法少女となって戦う親友・美遊がイリヤと出会う前の物語を映像化したものです。
原作ではアニメ4期の後に美遊たちの口から直接語られる話で、ここで謎に包まれていた美遊の正体や生い立ちが明らかになっていきます。
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+ Fate/Apocrypha
Fate/Apocrypha
©東出祐一郎・TYPE-MOON / FAPC
一族の悲願のため強奪した大聖杯を象徴に掲げ、魔術協会からの独立を目論む黒の陣営。
彼らの野望を阻止せんと魔術協会によって招集された赤の陣営。
ルーマニア・トゥリファスを舞台に、二つの陣営に召喚された英霊十四騎によって繰り広げられた聖杯大戦は、此度の大戦の監督役である赤の陣営のマスターの一人、シロウ・コトミネによってその様相を変える。
大聖杯による全人類の救済を願うシロウ・コトミネ――“奇跡の子”天草四郎時貞。
ルーラーとして聖杯大戦の調和を願う――“聖女”ジャンヌ・ダルク。
“竜殺し”の力をその身に宿し、己の願いの為剣を取る、何者でもなかった少年――ジーク。
それぞれの願いの果てに、“外典”が紡がれる。
出典:TVアニメ「Fate/Apocrypha」公式サイト | WORLD
『Fate/stay night』の並行世界が舞台となっているスピンアウト作品で、第三次聖杯戦争でアインツベルンがアヴェンジャーのクラスを召喚した結果が『Fate/Zero』や『Fate/stay night』につながる世界になり、ルーラーのクラスを召喚した結果が『Fate/Apocrypha』の世界になります。
『Fate/Zero』以降の世界で聖杯戦争に関わった人物たちも一部登場しますが、全員が並行世界に生きる別人で直接的な関りはほとんどないため、本作から観るのもアリですし、本編である『Fate/stay night』や『Fate/Zero』を観てFate作品の世界観や聖杯戦争についての理解を深めてから観るのもオススメです。
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+ Fate/EXTRA
Fate/EXTRA Last Encore
©TYPE-MOON/Marvelous,Aniplex,Notes,SHAFT
それは忘れ去られた EXTRA
それは、忘れ去られた月で開演かれる"EXTRA"の物語。
月に存在するあらゆる願いを叶える力を持った霊子コンピュータ「ムーンセル・オートマトン」。
ムーンセル内につくられた霊子虚構世界「SE.RA.PH」。
"聖杯"をかけた、 魔術師と英霊による、新たな月の聖杯戦争、開演。
出典:TVアニメ『Fate/EXTRA Last Encore』公式サイト | STORY
本編である『Fate/stay night』とは異なる世界での聖杯戦争が描かれており、本作では本編の聖杯戦争と形式が少し異なっていて、1対1の勝ち上がり方式となっています。
本編とは異なる世界観となっているため、本作から観るのも良いですが、世界観などの内容を理解するのが少し難しいと個人的に感じるため、本編の『Fate/stay night』を観てFateについての世界観などを理解してから観るのがおススメです。
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+ 衛宮さんちの今日のごはん
衛宮さんちの今日のごはん
©TAa・KADOKAWA・TYPE-MOON / 「衛宮さんちの今日のごはん」製作委員会
Fate×料理が織りなす美味しく優しい世界―――
そこは少し賑やかなどこにでもある食卓の光景。
春も、夏も、秋も、冬も、衛宮さんちでは毎日美味しい料理がふるまわれる。
さて今日は何を作ろうか
出典:アニメ「衛宮さんちの今日のごはん」公式サイト | 「衛宮さんちの今日のごはん」とは
『Fate/stay night』から生まれた派生作品の一つで、本編とは一変して主人公である衛宮士郎が自身と関わり合いのある人たちに手料理を作り食べさせてあげるという「料理」をテーマにしたパラレルストーリーです。
本編の過酷な展開を見ているからこそ、平和な日常を過ごすキャラたちの様子に癒されます。
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+ ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-
© 三田誠・TYPE-MOON / LEMPC
「Fate/Zero」において、征服王イスカンダルとともに第四次聖杯戦争を駆け抜けた少年ウェイバー・ベルベット。
時を経て少年はロード・エルメロイの名を受け継ぎ、「ロード・エルメロイⅡ世」として、魔術師たちの総本山・時計塔で魔術と神秘に満ちた様々な事件に立ち向かう―――。
原作・三田誠によって描かれる正統かつ至高の魔術ミステリーが待望のアニメ化。人気エピソード「魔眼蒐集列車レール・ツェッペリン」と、そこへ至るアニメオリジナルエピソードで構成される。
アニメーション制作は「アルドノア・ゼロ」「Re:CREATORS」などを手がけ、緻密なフィルムと色彩の美しさに定評のあるTROYCAが担当。監督は「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」で監督デビューし、同じく監督作の「やがて君になる」でも美しい画面づくりで海外からも高い評価を得ている若手演出家・加藤誠が手がける。さらに「Fate/Zero」の監督を務めたあおきえいがスーパーバイザーとして作品世界の構築に加わり、音楽は「Fate/Zero」「魔法少女まどか☆マギカ」などを手がける梶浦由記が担当、イギリス・ロンドンを中心に描かれる本作の世界を彩る。
これまで謎に包まれていたTYPE-MOON世界の根幹『魔術世界』を舞台に繰り広げられる、神秘と幻想、魔術と謎の交錯する物語、開演。
出典:TVアニメ「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-」公式サイト | INTRODUCTION
『Fate/Zero』で登場したロード・エルメロイⅡ世(ウェイバー・ベルベット)を主人公としたミステリー作品。
作中で描かれるエモいシーンや演出は『Fate/Zero』でウェイバーと彼のサーヴァントであったイスカンダルとの関係性を知っているからこそ感じる部分が大きいので、ぜひ先に『Fate/Zero』を観てから、『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』を観るのがおススメです。
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+ Fate/Grand Order
Fate/Grand Order -First Order-
©TYPE-MOON / FGO ANIME PROJECT
人理継続保障機関・カルデアにマスター適正を見込まれ招聘された藤丸立香。
彼は初めて訪れたカルデアの施設内で、物静かな少女マシュ・キリエライトと出会う。
魔術の素養がなく、最初の任務から外されてしまう藤丸だったが、その任務中に他のマスター候補者やマシュをはじめとしたスタッフの多くが 大事故に巻き込まれてしまう。
気を失った藤丸が目を覚ました場所―― そこは、かつて聖杯戦争が行われた地、2004年の冬木だった。
更に、彼の眼前には身の丈ほどもある盾を構えた少女―サーヴァントとなったマシュ・キリエライト―が現れる。
”グランドオーダー”へ至る最初の指令―― ”ファーストオーダー”がここに発令される。
出典:アニメ「Fate/Grand Order -First Order-」Official Site
Fate Project大晦日TVスペシャルにて放送されたアニメで、原作のスマートフォンゲーム『Fate/Grand Order』の序章のストーリーをアニメ化したものです。
初見でも楽しめる内容ですが、『Fate/stay night』で登場したサーヴァントが登場していたりするので、『Fate/stay night』シリーズも観ておくとより楽しめるかと思います。
Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-
©TYPE-MOON / FGO ANIME PROJECT
Fate Project大晦日TVスペシャル2017にて放送された『Fate/Grand Order』の長編アニメ。
原作『Fate/Grand Order』第2部序章の直前をオリジナル映像化したもので、原作ゲームをプレイしている方向けの内容となっています。
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-
©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
人理継続保障機関・カルデアは、魔術だけでは見えない世界、科学だけでは計れない世界を観測し、2017年で絶滅することが証明されてしまった人類史を存続させるため日夜活動を続けている。
人類絶滅の原因、歴史上のさまざまな箇所に突如として現れた「観測できない領域」――“特異点”。
カルデアに唯一残されたマスター・藤丸立香は、デミ・サーヴァントのマシュ・キリエライトとともに この特異点の事象に介入することで、これを解明、あるいは破壊する禁断の儀式―― “聖杯探索グランドオーダー” を遂行してきた。
今回、新たに発見されたのは七つ目の特異点――紀元前2655年の古代メソポタミア。
不老不死の霊草の探索を終えた、“天の楔・賢王ギルガメッシュ”が統治し繁栄を誇ったウルクの地は、三柱の女神と数多の魔獣による蹂躙で滅亡の危機にあった。
そして、過去への時間旅行――“レイシフト”によってウルクの地に辿り着いた藤丸とマシュが出会うのは、魔獣の猛攻を食い止める要塞都市・絶対魔獣戦線と、脅威に曝されながらも懸命に生きる人びとの姿だった。
襲い来る神々と魔獣。そして、それに抗う人類―。
そこは人と神が袂を分かつ、運命の時代。
六つの探索を駆け抜けてきた二人――藤丸とマシュが挑む最後の戦いが始まる。
出典:TVアニメ「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」公式サイト | STORY
原作のスマートフォンゲーム『Fate/Grand Order』の特に人気の高かった7章のストーリーをアニメ化した作品です。
原作ゲームをプレイしている方ならこの作品から見始めても楽しめますが、初見の場合は原作ゲームの序章をプレイするか、序章のストーリーをアニメ化した『Fate/Grand Order -First Order-』を観ておくと、スムーズに楽しめるかと思います。
本編の『Fate/stay night』の世界とは直接的な繋がりはありませんが、一部関わりのあるキャラが登場したり、キャスト陣が『Fate/stay night』に関わっている方が多いなど、本編作品を知っているからこそ盛り上がれる要素もあるので、『Fate/stya night』もあわせて観てみると良いですよ。
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劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-
©TYPE-MOON / FGO6 ANIME PROJECT
2004年にTYPE-MOONが発売したPCゲーム「Fate/stay night」を発端に、壮大なスケールの世界観と重厚な物語が呼ぶ感動がファンを増やし続けてきた「Fate」シリーズ。
そこから2015年に生まれたゲーム「Fate/Grand Order」も、今や全世界で4200万ダウンロードを突破。
現在進行形でさらなる世界の広がりを見せている。
そんなゲームの中で、全体構成を担当する奈須きのこが自らシナリオを担当し、プレイユーザーの中でも人気のエピソード・第六特異点が「Fate/Grand Order」初の劇場アニメーション化。
物語の核心に迫るエピソードが、美しく、悲壮に描かれることになる。
気鋭とベテランの調和したスタッフ陣として、監督は前編を末澤慧、後編を荒井和人が務め、キャラクターデザインに細居美恵子、黄瀬和哉、温泉中也らが名を連ねる。
前後編の重厚さをもつアニメーションは、SIGNAL.MDとProduction I.Gが制作。
ここに物語は新たに描かれ、再び心を交わす。
出典:「Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-」公式サイト | INTRODUCTION
原作のスマートフォンゲーム『Fate/Grand Order』の6章の物語を劇場アニメ化される作品で、6章でメインキャラの一人として登場するベディヴィエールの視点で再構成された内容となっているようです。
原作とは順番が入れ替わり、7章が放送された後2020年以降に前編と後編で公開予定です。
最低限知っておきたい用語・世界観
Fate作品は舞台や世界観が作り込まれていて少々複雑に感じるところもあると思うので、ここではこれだけ知っておけばFate作品を楽しめるという用語を簡単に解説しています。
聖杯戦争
聖杯(手にする者の望みを実現させる力を持った願望機)を手にするために、聖杯によって選ばれた7人のマスターがサーヴァントと呼ばれる特殊な使い魔を使役して戦いあう形式のこと。
この形式は作品によって少し異なる部分もあり、『Apocrypha』では2つの陣営が7対7(計14騎)で戦う聖杯大戦、『EXTRA Last Encore』では1対1の勝ち上がり方式の戦いとなっています。
マスター
聖杯によって選ばれ、召喚したサーヴァントと契約することでマスターとしての資格を得ることができます。
聖杯により「令呪」と呼ばれるマスターの資格&自らのサーヴァントに対する絶対命令権が与えられ、3回まで令呪を使って命令を行使することができます。
サーヴァント
聖杯の助けを得たマスターによって召喚・使役される「英霊」のことで、人類史や神話・伝承において偉大な功績をあげ、死後もなお人々の信仰の対象とされる英霊の霊格が、人間霊よりも高位である精霊・神霊・聖霊に昇華された存在。
基本的に聖杯戦争では7つのクラスが用意され、そのクラスに該当する属性をもった英霊が各一人ずつ召喚されます。
- セイバー(剣士)
- アーチャー(弓兵)
- ランサー(槍兵)
- ライダー(騎兵)
- キャスター(魔術師)
- バーサーカー(狂戦士)
- アサシン(暗殺者)